投資の世界をのぞいてみよう!【第2回:投資信託編】
プロにお任せ!忙しいあなたにぴったりの投資法
投資はしたいけど、時間も知識もない
「投資に興味はあるけど、自分で銘柄を選ぶ時間がない」
「株をひとつ選ぶのは難しいし、不安」
そんな気持ちを持っている人は少なくありません。仕事や家事、学業などで忙しい人にとって、株価を毎日チェックして投資判断をするのは現実的に大変です。
そこで登場するのが 投資信託。
あなたに代わってプロが運用してくれる、初心者や忙しい人にぴったりの投資方法なんです。
投資信託って何?仕組みをやさしく解説
投資信託は、一言でいえば 「みんなでお金を出し合い、プロに運用を任せる仕組み」 です。
- 多くの投資家が少しずつお金を出す
- そのお金をひとつの大きな資金にまとめ、専門家(ファンドマネージャー)が株・債券・不動産・海外資産などに分散して運用する

このまとまった資金のことをファンドと呼びます。
イメージしやすい例えを2つあげてみましょう。
- おまかせパック:料理の材料が全部揃った「ミールキット」のようなもの。自分で食材を探さなくても、プロがバランスよく揃えてくれます。
- バスツアー:目的地までの道順や安全運転はプロのドライバーに任せて、自分は安心して景色を楽しむ。
これが投資信託のイメージです。
投資信託のメリット
投資信託の魅力は大きく5つ。
- プロにお任せできる
銘柄を選んだり、売買のタイミングを考える必要はありません。専門家が代わりに運用してくれます。 - 分散投資でリスクを軽減
株だけではなく、債券や海外株式、不動産にまで投資可能。卵をひとつのカゴに入れないように、リスクを分散できます。 - 少額から始められる
証券会社や銀行によっては100円や1,000円から投資信託を買えます。これなら学生や新社会人でも挑戦できます。 - 自動積立ができる
「毎月1万円」などと決めておけば、自動で投資できるので習慣化しやすい。時間を味方につけた長期投資に向いています。 - NISAやiDeCoと相性抜群
投資信託は、少額投資非課税制度(NISA)や個人型確定拠出年金(iDeCo)で購入できる主要な金融商品です。これらの制度と組み合わせることで、利益が非課税になるという大きなメリットを最大限に活かせます。
投資信託の注意点
もちろん投資信託にもデメリットや注意点があります。
- 手数料がかかる
「信託報酬」と呼ばれる運用管理費用が差し引かれます。近年は格安のインデックスファンドが主流で、年0.1%以下のものも増えています。手数料を比べて選ぶのがポイントです。 - 元本保証はない
投資信託に元本保証がありません。市場が下落すれば投資信託の価値も下がり、元本割れする可能性もあります。 - 商品数が膨大
日本国内だけでも数千本の投資信託があります。迷ったら「インデックス型」を検討してみるのも一つの方法です。
インデックス型とアクティブ型の違い
- インデックス型:市場全体(日経平均やS&P500など)に連動。手数料が安い。
- アクティブ型:プロが独自に銘柄を選んで市場平均を上回る成果を狙う。手数料はやや高め。
初心者へのおすすめの始め方
- まずはインデックス型投信から
「日経平均」「S&P500」などに連動するシンプルな商品から始めてみるのもいいかもしれません。それぞれの国や地域の経済成長を取り込むイメージです。 - 少額からOK
ネット証券なら100円から、または月々100円から投資信託を買うことができます。無理なく始められるので安心です。
- つみたてNISAやiDeCoを活用
利益に税金がかからない制度は、長期投資の大きな味方。長く続けるほど効果が出ます。 - 心理的ハードルを下げる
「月々1,000円からでも大丈夫」。これなら無理なく続けられます。最初は「習慣化」が目的でOK。

手間をかけずにお金を育てるなら投資信託
株式投資は「応援する会社を選ぶ楽しさ」がありますが、投資信託は「プロにお任せできる安心感」が魅力です。
- 忙しい人でも、時間をかけずに投資を続けられる
- 分散投資でリスクを抑えながら長期でお金を育てられる
- 少額から始められるから、初心者でも無理なくスタートできる
投資信託は「手間をかけずに資産を増やしたい人」にぴったりの方法です。
小さな一歩を踏み出して、お金を守り育てる仕組みを手に入れてみませんか?
次回は【その他の投資編】
これまでにお話しした、「株式投資」「投資信託」以外の選択肢となる、さまざまな投資をご紹介します!