なぜ『有名人なりすまし投資』はなくならないのか?著名人が提訴に動いた「SNS投資詐欺の闇」と、私たちが守るべきポイント

【あなたの財産を守る!】オンラインの落とし穴と防衛術|その2

SNSを見ていると、こんな広告を目にすることがあります。

「前澤さんが新しい投資方法を公開!」 「堀江貴文氏が期間限定で資産形成サロンに招待」 「成功者が今だけ無料であなたをサポート!」

これらは 例外なく『詐欺』と考えてください。

そして今、この問題は「個人が騙された」というレベルを超えています。

実際に何が起こっているのか?

2024年4月以降、SNSの運営元である Meta社(Facebook/Instagram) を相手取った集団訴訟が日本で始まっています。

  • 原告(被害者):全国で約30人以上
  • 報道されている被害額:3億円超
  • 1人あたり 約1,400万円の被害例も報告
  • 中には 2,000万円以上失ったケース
著名人の提訴

前澤友作 氏堀江貴文 氏の両氏は、自身の名前・顔・音声・コメントが勝手に使われる被害に対し、「広告審査が明らかに不十分で、プラットフォーム側に調査義務がある」と主張し、Meta社に対して責任を問う動き を始めています。
※本件は2025年11月時点では最終的な判決や和解内容は公表されておらず、継続中の係争案件です。

その詐欺は、こうやって始まる

最近の手口はとてもシンプルで、でも巧妙です

ステップ内容なぜ騙される?
① 有名人になりすました広告がSNSに表示される本物インタビュー風、TV番組風も多い「有名人=信用」という心理を突いてくる
② LINE上で「スタッフ」に誘導される「専属アシスタントです」「サポートチームです」複数人で連携し、本物の投資顧問会社のように見せかける
③ 指示された「個人名義」の口座に送金させる「今がチャンス」「限定枠です」焦らせることで判断力を奪う

さらに、このような詐欺広告には

  • AIで本人そっくりの声
  • ディープフェイク動画
  • 大手ニュースを装った偽記事

も使われているため、視覚でも聴覚でも見破れない時代です。


実は「Metaだけの問題」ではない

さらに、著名な経済アナリストや政治家の名前を騙った偽広告も確認されています。 「専門家・権威の発言」に見せかけることで、信頼を借りて判断を鈍らせるのが狙いです。

有名人なりすまし投資詐欺は、Facebook / Instagram だけではありません。

  • YouTube:動画広告・偽インタビュー・音声合成
  • X(旧Twitter):話題投稿に紛れた偽キャンペーン
  • TikTok:短い動画で信頼を演出

プラットフォームが違っても、手口は同じです。

なりすまし → 信用を借りる → LINEへ誘導 → 個人名義口座に送金

つまり、手口のパターンを知っている人は、騙されません。

じゃあ、私たちはどう守る?

1. 有名人・著名人は、LINEで投資を教えません

これだけ覚えてOK。

2. 「必ず儲かる」「元本保証」は100%詐欺

投資に必ずや保証は存在しません。

3. 「今すぐ」「あなた限定」は『止まるサイン』

24時間を置いてみてください、だいたい冷静さが戻ります。

まとめ

  • SNSに出る「有名人の投資広告」は、例外なく詐欺
  • 被害は大きく、報道されている金額だけでも数億円規模
  • 著名人も声を上げるほど問題は深刻
  • 焦らせる話は、一度止まる。それだけで守れる

今日からあなたは、騙されない側 に立てます。

あなたの財産は、あなたの冷静さで守れます。

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