お金の勉強の始め方
今回は寺子屋プロジェクトがお勧めしている「資産運用を学ぶポイント」についてご紹介致します。
今はまだ預貯金しかしてない方はもとより、既に何かしらの資産運用をやっている方でも振り返りとして、また足りない知識がないか?という確認もかねてお読み下さい。
- 投資の基本知識
まずは投資の仕組み、リスクとリターン、ポートフォリオ(分散投資)など、基礎的な概念を理解しましょう。預貯金以外の管理をしていない方なら「NISA」や「iDeCo」、既に運用をしている方であれば株式投資、債券、投資信託などの基本的な金融商品のルール、もっと積極運用を考えている方はFXや貴金属のCFD取引について学ぶといった段階的な基礎学習がお勧めです。
- 海外市場の理解
ネット環境の普及により、日本から一歩も出なくても海外への投資も可能です。
海外投資をするためには、投資する国や地域の経済や市場について理解する必要があります。例えば、米国株への投資を考えている場合、米国の経済や企業の状況、株式市場の特徴など国内の金融商品では発生しないリスクの要素があることを理解しましょう。

- 為替リスクの理解
海外投資には、為替リスクが伴います。投資対象が外国通貨で取引されている場合、為替の変動が投資成果に影響を与えるため、為替リスクを管理する方法について学ぶことも重要です。
また、海外資産をお持ちの場合はFX等のレバレッジがある為替運用を組み合わせる事で、為替による純資産の目減りリスクをリスクヘッジする事もできます。
- 投資信託・ETF(上場投資信託)について学ぶ
海外投資を始める際には、直接株を買うのではなく、ETFや投資信託を活用するのも一つの方法です。これらは、分散投資が可能で、初心者でも比較的簡単に始められます。
- 長期投資の基本
投資の基本は、短期的な利益を追い求めるのではなく、長期的な視点で投資することです。海外市場でも同様に、企業の成長性や経済全体の成長を信じて長期的に投資する方法についての知識を増やす事をお勧めします。
長期投資の対象としては不動産・各種保険・定期預金などが一般的で、それぞれ国内・海外の対象があります。
- 税金や法律についての理解
海外投資に関しては、各国の税制や規制についても知識を深めることが大切です。特に税金の取り扱いが日本国内の投資とは異なる場合があるため、税理士や専門家に相談するのも良いでしょう。
またケイマン諸島やバージン諸島といった租税回避地にある金融機関に資金を移して税制優遇を受ける方法もありますが、基本的に個人投資家レベルではコストやリスクを考えると、残念ながら採算が合わないといえます。

これらの6項目を知る事で、資産運用に絶対失敗しないかと問われればそんな事はありませんが、少なくとも受けなくても良い無駄なリスクを避けられる可能性が高くなります。
大事な資金ですから、寺子屋プロジェクトもサポートしますので、時間を惜しまず学んでみる事をお勧めします!