NFT・メタバースとお金の新世界

現代と未来のお金シリーズ|番外編

お金の姿は、時代とともに大きく変わってきました。昔は金や銀、そこから紙幣や硬貨、今ではクレジットカードやスマホ決済が当たり前になっています。

そして、次のステージとして注目されているのが NFTメタバース
「それってゲームやアートの話じゃないの?」と思う人も多いかもしれませんが、実はこれからのお金や社会に直結するテーマなんです。

NFTってそもそも何?

NFTとは 「Non-Fungible Token(非代替性トークン)」 の略。直訳すると「替えのきかないトークン(デジタル証明書)」という意味です。

簡単に言えば、デジタルの世界で「これは本物で唯一のものです」と証明できる仕組み。

アートや音楽はもちろん、コンサートチケットや会員証、不動産の権利証まで、さまざまなものに応用できます。

例えば、ライブのチケットをNFTにすれば、偽造を防げるうえに、再販売や譲渡もスムーズ。お金との関係で言うと、NFTは「価値を証明して取引できる」新しい資産なんです。

さらに大事なのは、NFTの売買には暗号資産が使われるということ。つまり、NFTと暗号資産はセットで動く存在なんです。

メタバースとお金の世界

メタバースとは、インターネット上に作られた3Dの仮想空間、もうひとつの世界のこと。
そこでは「人と会う」「働く」「買い物をする」といった活動ができ、当然そこにも「お金の流れ」が生まれます。

このメタバースで使われるのは、暗号資産やステーブルコイン(価値が円やドルに連動した暗号資産)。
例えば、メタバース内で土地を買ったり、アバター用の服やアイテムを買ったりすることがすでに行われています。

さらに、日本円ステーブルコイン(JPYCなど)が広がれば、メタバースの中でも円で生活できる未来が来るかもしれません。

NFT×メタバース=新しい経済圏

NFTが「所有権の証明」、メタバースが「使う場所」。この2つが組み合わさると、まるで現実社会をデジタルでコピーしたような経済圏が生まれます。

例えば、給料をメタバース内で受け取り、そのままNFTのアイテムやサービスを購入する、といったことが自然に行えるようになるかもしれません。

現実とデジタルがシームレスにつながり、境界がどんどん薄れていく未来像が見えてきます。

これからの課題と展望

もちろん、課題もたくさんあります。
NFT詐欺や著作権トラブル、メタバース内のルールや法律の整備など、まだ発展途上です。

ただ、これは「1990年代のインターネット」と同じ状況。最初は一部の人しか使っていませんでしたが、今では社会に欠かせないインフラになっています。

将来は「NFTが当たり前」「メタバースで働くのが普通」という時代がやってくるかもしれません。

NFTとメタバースは、単なる遊びや流行ではなく「新しいお金の世界」を形作ろうとしています。
まだ実験段階ではありますが、確実にお金の歴史に新しいページを刻んでいることは間違いありません。

次の時代のお金、ちょっとワクワクしますね!

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