巧妙化する詐欺の現状と対策

先日、「世界銀行から融資が受けられる」というウソで4億8000万円もの詐欺をはたらいた事件が発覚しました。
事件の結果だけ見ると「なぜ途中で気づかないの?」「おかしいとは思わなかったの?」と感じる方も多いと思いますが、当事者となると気づきづらいものです。

特に融資に関する詐欺には、「融資を受けたい」という最終目標があり、融資を必要としている理由もあるので、動き始めたらその動きを止められないという心理的状況もあると思います。

近年、そんな心理を利用した巧妙な手口による詐欺が多発しており、誰もが被害に遭う可能性があります。この記事では、様々な詐欺の現状と、被害に遭わないために注意すべきポイントをまとめました。

詐欺の現状

多様な手口: オレオレ詐欺、フィッシング詐欺、サポート詐欺など、様々な種類の詐欺が存在します。
手口の巧妙化: 詐欺の手口は年々巧妙化しており、見破ることが難しくなっています。
インターネットの悪用: インターネットやSNSを悪用した詐欺が増加しています。
国際的な詐欺: 国際電話番号を悪用した詐欺も発生しています。

  • 銀行融資詐欺:
    • 実態のない融資: 低金利や無担保を謳い、実際には融資を行わない詐欺。保証金や手数料などの名目で金銭を騙し取ります。
    • 融資保証詐欺: 融資を受けるために保証金が必要と言われ、支払った後に融資が実行されない詐欺。
    • 紹介料詐欺: 融資してくれる業者を紹介すると言われ、紹介料を騙し取られる詐欺。
    • 個人情報悪用: 融資の申し込みに乗じて、個人情報を不正に入手し、悪用するケースもあります。

被害に遭わないための対策

不審なメールやSMSに注意:身に覚えのないメールやSMSのURLはクリックしないようにしましょう。特に融資に関する甘い言葉には注意が必要です。
個人情報を入力しない:不審なウェブサイトには、クレジットカード情報やパスワードなどの個人情報を入力しないようにしましょう。安易に融資の申し込みをしないことが重要です。
パスワードを使い回さない:複数のサービスで同じパスワードを使い回さないようにしましょう。
セキュリティ対策ソフトの導入:パソコンやスマートフォンにセキュリティ対策ソフトを導入し、常に最新の状態に保ちましょう。
正規の金融機関に確認:融資の話を持ちかけられた場合は、必ずその金融機関の公式サイトや窓口に直接確認しましょう。
甘い言葉に注意:「低金利」「無担保」「審査が甘い」といった甘い言葉には裏があると考えましょう。
保証金や手数料を要求する手口に注意:正規の金融機関が融資前に高額な保証金や手数料を要求することは稀です。
警察庁の情報を参考にする:警察庁のウェブサイトで、最新の詐欺の手口や対策を確認しましょう。(警察庁・SOS47特殊詐欺対策ページ)
周囲に相談する:少しでも怪しいと感じたら、家族や友人、消費生活センターなどに相談しましょう。

自分だけは大丈夫はダメ!

詐欺の手口は日々進化しており、銀行融資を悪用した詐欺も巧妙化しています。自分だけは大丈夫とは思わず、誰でも被害に遭う可能性がある事を理解しておくことが必要です。
この記事で紹介した対策を参考に、甘い誘いにはくれぐれも注意し、被害に遭わないように慎重な行動を心がけてください。

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巧妙化する詐欺の現状と対策” に対して1件のコメントがあります。

  1. LINEにもSMSにも結構な頻度で詐欺メッセージきますよ

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