金融詐欺の手口と対策

今も昔も金融商品を謳った詐欺は後を絶たず、しかもその被害額は驚くほどの金額になっています。
金融商品の対象はFX・暗号資産・海外不動産・未公開株と多岐に渡っています。
詐欺被害に遭わない事が最善ですが、被害に遭った場合にどういう対応をとるのかという事も知らなければ泣き寝入りするしかありません。
これさえ対応すれば完璧という訳ではありませんが、「彼を知り己を知れば百戦殆からず」ですので手口や対応策について最低限必要な情報を入れておきましょう。

ポンジスキームとは?

金融詐欺といわれる商品が破綻して最終的に投資家にお金が戻らないもののほとんどが「ポンジスキーム」といわれています。
ポンジスキームとは、「実際の投資運用をせず、新しい出資者から集めたお金を、既存の出資者への配当や利益として支払う詐欺手法」です。
最終的に新たな出資者が集まらなくなると、資金繰りが破綻して詐欺が露見します。

手口内容詳細
高配当をうたう「年利30%保証」「毎月必ず配当あり」と、非現実的な利益を約束する
投資実態が不透明実際には資産運用をしておらず、仕組みも公開されない
配当の初期実績で信用させる初期の数回は本当に配当を支払い、信頼を得て出資額を増やさせる
勧誘者も騙されている出資者自身が知人・家族を勧誘する「マルチ型」も多く見られる
出金できなくなる徐々に出金が遅れたり停止され、最終的に連絡が取れなくなる
対策内容ポイント
高利回りの話は疑う銀行金利が数%以下の中、10%超の利回りを保証する投資話は非常に危険
投資先の仕組みや運用先を確認運用実態やリスク説明が不明瞭な場合は要注意
金融庁・消費者庁の警告リストを確認無登録業者」など、行政が注意喚起している情報を確認する
第三者に相談する投資経験のある人や、公的機関(消費生活センター等)に相談する
「紹介すれば儲かる」は危険サインネズミ講的な構造(紹介者に報酬)がある場合、ポンジの可能性が高い

被害に遭ってしまったら

資料を集めておくことが最優先!
  • 業者とのやり取りの記録
    • (メールやSNSのDM、LINEのやり取りなど、スクリーンショットを撮影したりプリントアウトしたりしましょう)
  • 業者との契約書
  • 振込先の口座情報
  • 業者名、所在地や電話番号情報
    • (HPや、法人登記されているなら商業登記簿謄本を取得しましょう)
  • 自分で業者から勧誘を受けた経緯や投資するまでの流れ、その後の経緯を時系列表にまとめておく

相談するならこちら

窓口名連絡先・特徴
消費者ホットライン(188)地域の消費生活センターに自動接続される
金融庁 相談ダイヤル0570-016-811
警察相談専用電話 #9110最寄りの警察署に繋がる。詐欺の疑いがあればすぐ連絡。

ここにご紹介したものはあくまでも概要となります。
年々手口も巧妙化していますし、情報のアップデートは必ず必要です。
また、振り込め詐欺については「振り込め詐欺救済法」というものも2008年から施行されていますので、何かあった時の為の情報収集だけはルーティン化しましょう!

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