「あなたの保険、使いこなせていますか?」-第6回(最終回)- 30〜50代が今すぐ見直すべき保険チェックリスト
これまで6回にわたってお届けしてきた保険シリーズ、いよいよ最終回です。
「保険って難しい」「なんとなく入ったまま」という状態から、少しでも「自分の保険を把握できた」という感覚に変わっていたら嬉しいです。
今回は、これまでの内容を振り返りながら、実際に自分の保険を見直すためのチェックリストをお届けします。
ぜひ、保険証券を手元に置きながら読んでみてください。
このシリーズを振り返る
- 第1回:保険には「公的保険」と「民間保険」の2種類がある。まず自分がどの保険に入っているかを確認することが大切
- 第2回:健康保険・年金・雇用保険など、毎月給料から引かれている公的保険の中身と給付内容
- 第3回:民間保険が本当に必要な場面と、見直せる場面。貯蓄や家族構成によって正解は変わる
- 第4回:生命保険・医療保険・がん保険、それぞれの目的と違い
- 第5回:共済と民間保険の違い。組み合わせて使うという選択肢もある
保険を見直すタイミング
保険は「入ったら終わり」ではなく、ライフステージの変化に合わせて見直すもの。
こんなタイミングが、見直しの良いきっかけになります。
- 結婚した:2人の生活に合わせた保障内容に変える
- 子どもが生まれた:死亡保障や教育費への備えを厚くする
- 住宅を購入した:住宅ローンと保険料のバランスを見直す
- 子どもが独立した:手厚すぎる死亡保障を減らせるタイミング
- 転職・独立した:社会保険の変化に合わせて民間保険を調整する
- 40代・50代の節目:老後に向けた保障内容に切り替えを検討する

「最後に保険を見直したのはいつだろう?」と思い当たる人は、今がチャンスかもしれません。
まず自分の保険を一覧にしてチェックしてみよう
チェックリストに入る前に、まず自分が加入している保険を書き出してみましょう。
こんな形で整理すると、全体像がひと目でわかります。
| 保険の種類 | 保険会社・共済名 | 月額保険料 | 主な保障内容 | 保障期間 |
|---|---|---|---|---|
| 生命保険 | 〇〇生命 | 〇〇円 | 死亡時〇〇万円 | 〇歳まで |
| 医療保険 | 〇〇保険 | 〇〇円 | 入院日額〇〇円 | 終身 |
| がん保険 | 〇〇共済 | 〇〇円 | 診断一時金〇〇万円 | 〇歳まで |
| その他 |
※書き込み用の一覧表は下のボタンからPDFでダウンロードできます。
保険証券を手元に置きながら、気軽に確認してみてください。
「わからない」があっても大丈夫!それが見直すポイントです。
保険のチェックリスト
【まず基本から】
□ 自分がどの保険に入っているか、すぐ答えられる?
□ 保険証券(またはマイページ)、最近開いたことある?
□ 毎月の保険料の合計、把握してる?
□ クレジットカードや自動車保険についてる特約も確認したことある?
【公的保険のこと】
□ 健康保険・厚生年金・雇用保険、何のための保険かざっくり説明できる?
□ 高額療養費制度の仕組み、知ってる?
□ 傷病手当金や育児休業給付金など、いざという時に使える給付を把握してる?
【民間保険の中身】
□ 生命保険の死亡保障額、今の家族構成に合ってる?
□ 医療保険の入院給付日数や手術給付の内容、確認したことある?
□ がん保険に入っている場合、通院治療にも対応してる?
□ 保険が何歳まで続くか(保障期間)、把握してる?
【見直しの視点】
□ 保険料の合計が家計を圧迫していない?(目安は月収の5〜10%以内)
□ 同じリスクに二重三重で備えていないか確認した?
□ 10年以上前に入った保険が、今の生活に合っているか考えたことある?
□ 共済と民間保険の組み合わせを一度検討したことある?
【請求漏れのチェック】
□ 過去に入院・手術をした時、保険金の請求をちゃんとした?
□ 保険金の請求期限が3年であることを知ってる? → 「そういえば数年前の入院、請求してなかったかも」という心当たりがある人は、早めに保険会社に問い合わせてみましょう。
見直した後のステップ
チェックリストを確認したら、次はこんな流れで動いてみましょう。
ステップ①:不明な点を保険会社に問い合わせる
「この保険、何に使えるの?」という疑問は、保険会社のカスタマーセンターや担当者に聞けばすぐ解決できます。遠慮なく聞いてみましょう。
ステップ②:保険の必要性を確認する
「これ、なんで入ったんだろう」という保険があれば、まず今の自分に本当に必要かどうかを確認してみましょう。
必要性が薄いと判断したら、解約や減額を検討。保険料が浮いた分を貯蓄や別の備えに回すことができます。
ステップ③:足りない保障を補う
チェックリストで「ここが不安」と気づいた部分には、新たな保険や共済を検討してみましょう。
ただし一度に全部解決しようとせず、優先順位をつけて少しずつ動くのがおすすめ。
ステップ④:定期的に見直す習慣をつける
保険の見直しは、年に1回・ライフイベントのたびに。
「保険証券を確認する日」を決めておくと続けやすくなります。

保険は「道具」、使いこなしてこそ意味がある
「保険に入っているから安心」から、「どんな時に使えるかを知っているから安心」へ。
難しく考える必要はありません。
まず自分の保険を確認する、たったそれだけで、大きな一歩になります。



